[Vol.34] 低頭系ねじは小ねじの代替で使用すべし!

いつもサイマをご贔屓頂きありがとうございます。
【技術コラム】にVol.34を追加しました。ぜひご覧ください!
数か月前に投稿した、低頭系ねじへの反応が長く続いていると、社内の SEO対策担当から話が有りました。
どうやら、頭部高さで2㎜以下の低頭系ねじの使用者で、
・頭部破壊
・六角穴等のリセス破壊
・非締結物の破損からの緩み
の問題を経験しているねじユーザーの方々が、予想以上に多いようです。
「低頭系ねじは小ねじの代わりにしかならない」が正解だと考えています。
世界中で小ねじ(Machine Screws)の呼称で在庫入手可能なのは、M6以下までがほとんどだと思います。
M8以上は極端に小ねじとしての流通は少なくなり、M12などは小ねじは入手できません。
小ねじの強度には限界があるので、あるサイズ以上は六角ボルトなどの形状で流通することになります。
では、何故、低頭系ねじの頭飛びトラブルが収束しないのでしょうか?
理由の一つに、頭部補強の為に合金鋼を使用して強度区分8.8や10.9と表記しているからではないでしょうか?…続きを読む
