日本で新規ねじ開発をする理由Part.2
サイマグループを御贔屓頂きありがとうございます。
グループ代表の斎間です。
前回の続き・・・
【日本で、新規ねじ開発をする理由】
前回「日本で、新規ねじ開発をする理由」の一つに開発まで1~2年の長さがかかること
日本国内には、ねじの製造に関わる全てのメーカー(素材、金型、表面処理、熱処理など)が
存在することを挙げました。
もう一つ大事な理由があります。
それは、お互いに友好関係を長年構築していること。
このお互いの「信頼」が非常に重要です。

310Slimシリーズは、開発当初から最大の弱点である「頭部の首飛び」を
どうやってカバーするかが、開発のカギでした。
何度も試作を繰り返すことは、金型メーカーなどにとっても、うんざりするほどの
やり取り量です。
だから、海外メーカーさんの開発製品は造りが粗い。
最終スペック決定時に、メンドクサイが先に出て、中途半端な製品で商売を始めて
しまうからです。
欧州やアメリカでサイマの310Slimが指名買いされる理由がココにあると考えています。
海外に強いサイマの経験則です。
サイマ製品は、細かいこだわりを共有してもらえる多くのメーカーと共に
作り上げています。