[Vol.27] 低頭系ねじの「相手物破壊」でのゆるみ

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【技術コラム】にVol.27を追加しました。ぜひご覧ください!
[Vol.27] 低頭系ねじの「相手物破壊」でのゆるみ
低頭系ねじ選択の注意点について、以前のコラムで書きました。
2025年3月25-27日まで、ドイツ・シュツットガルトで開催されたファスナーフェア・グローバル展示会場で、サイマ製「310Slimねじ」を展示していたので、
欧州の技術系営業、品証の方々と、DIN7984からの派生商品の「低頭系ねじのトラブル」について、議論する回数が多かったので、再度低頭系ねじの話です。
DIN912(JISと同じ六角穴付ボルト、通称キャップスクリュー)の頭部を薄くした、DIN7984とDIN6912の一般規格品が世界中で流通しています。
DIN7984の最大の弱点は、不完全ネジ部の長さ規定と、頭部首下rの大きさです。
この弱点が、エンドユーザーでどんな問題を起こすかというと、非締結物との接触で破壊と摩耗による、「ゆるみ」の問題が発生しやすくなる点です。…続きを読む