欲しいネジが見つからない時

最近はWeb上で、オンライン発注が出来るサイトが沢山あります。
この様なサイトを利用してねじを購入できる時と、ねじを探しきれない時が混在していると思います。

いつも使っている種類のネジでは、今の課題、新商品の設計で対応できない
または、もっと良くしたい(軽量化、省スペース化、部品点数削減)はどうしますか?

実は、ネジのプロである、ねじ商社さんや、ねじメーカーさんなどの営業マンで、ハッキリと回答できる人はあまり多くありません。

「特殊なネジがあったら良いのに」、を解決するには、町医者の様な主治医ネジ屋とのお付き合いをお勧めします。

例1):もっと軽くしたい
・高強度ねじの採用で、ねじ本数を減らす
・素材置換で、チタン、アルミなどが使えないか検討する
 ⇒ 強度は大丈夫なのか要確認
310スリムの様な超極低頭タイプのネジを使う
 ⇒ 色々な会社から販売されているので、ねじりトルクなど強度を要確認

例2):頭がもう少し小さければ…
・小頭の六角穴付きボルト、十字穴こねじが在庫で入手可能

など、色々なネジが多数在庫で入手可能です。

大切な事ですが、
「世界の全てのネジを知っている人は居ません」
と言う事です。
筆者の私も、「ねじマイスター」を自称していますが、全部を知っているとは全く思えません。

頼れるネジ屋といい関係を構築していますか?
価格だけでなく、相談できる町医者、コンシェルジュ、相談相手…
ねじ業界に居るととても助かりますよ。

[コラムニスト]
株式会社サイマコーポレーション
グループCEO & テクニカル・セールス
斎間 孝