相手材が壊れやすい材質の締結には、太径のボルト・ナットや高強度ねじの選択肢は、殆ど無いので小径ねじの話が中心です。

熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂では、ナイロン(ポリアミド)やABS樹脂など、使用範囲が広いので、我々の生活圏で多く見ることが出来ます。
これらの、熱可塑性樹脂は使用環境によって強度が劣化しますので注意が必要です。

経年劣化
特に紫外線で、劣化スピードが加速されます。
吸水性のある樹脂は、年間を通して高湿度期に給水してしまい、気温低下で水分が凍結してしまう場所での膨れ上がりが問題になります。
研究室などでの、快適な環境下で計測した、締結データも、樹脂の劣化が始まると、急速にねじ締結体としての役割を果たせなくなります。


樹脂種類によりますが、熱がかかると柔らかくなる、「クリープ現象」が発生するのも問題の一つです。
ひどい場合には、ねじ緩みだけでなく、脱落、落下の問題も発生します。
耐熱の方法も、使用ねじ種類の変更、樹脂の耐熱仕様の検討などが対策としてあります。

詳しくは、お気軽にご相談ください。

[コラムニスト]
株式会社サイマコーポレーション
グループCEO & テクニカル・セールス
斎間 孝