ボルト、ネジの強度を上げると、M6だったねじサイズをM5で良い計算などになることがある。
強度アップをすれば、ねじサイズをダウンサイズ出来、小型化、軽量化が出来る。
使用ねじの本数も減少させることも可能になる。
しかし、そんなに簡単な事なのだろうか?
相手物・非締結部材の強度アップも考えないと、「ゆるみ」の問題が発生する可能性があります!
ねじの緩みには、何種類かの要因があり、その中の一つ【陥没ゆるみ】を考える必要があります。
非締結物とねじ頭部の接触面を座面と呼び、その面積を座面積と表現します。
どんな物質にも、単位面積当たりで耐えることのできる荷重があり、それを限界面圧と呼びます。

ボルトのサイズダウンで、座面積が減少すれば、座面積が減少し、限界面圧に非締結物が耐えられないケースが出てきます。
これが、陥没ゆるみへと繋がり、ボルトの軸力低下からの、ネジや部品の落下事故やボルトの折れを引き起こしかねません。
高強度ボルトでのダウンサイズを検討する場合には、相手材の補強も視野に居れるべきです。
[コラムニスト]
Tak Saima/TSP
