日本のねじ市場では全く見かけませんね。
PoziDrive、ポジドライブ
一応、JISでも十字穴の規格は、「P型」、「Z型」の2種類があります。
日本で見るのはP型のみで、ねじの貿易屋界隈ではフィリップスの名称。Z型がポジ。
ポジと聞いて即反応できるねじ屋さんは、国際派ねじ屋さんです。
ポジドライブの謎
私が勤めていたスイスのねじ屋さんのステンレス品の在庫は、A2系がフィリップスで、
A4系がポジで在庫していた。当時の本社役員の話では….
「Oh Tak… A2とA4が混ざっちゃったら誰もわかんないじゃん・・・・」と大笑いの切り返しを受けたのを思い出しますね。
チップボードスクリュー系もポジを多く見かけますね。
ポジの市場はなぜ日本にはないのでしょうか?
なぜ日本に無いかは分りません。
ポジで在庫してもお客様が居ないか・・・
ポジのメリット
ポジはフィリップスよりも「カムアウト」しにくいんで、十字穴の破損、くずれ、破壊が
少ないんです。
ヨーロッパ人の方が現実主義者なのでしょうか、合理主義者が多いのでしょうか?
DIN7985、DIN965、DIN966などの規格が十字穴の小ねじ。
鉄系のめっき品にもポジは在庫で入手可能ですね。
ヨーロッパ向けの輸出をやっているねじ工場では、ポジを見かけます。日本国内工場はごく少数になってしまいましたが。
アジアだと、台湾、中国、ベトナムなどの工場で見ることが出来ます。