プレス設備を50台以上抱える県央地域でも有数のプレス加工部品、金型設計の専業メーカーの有限会社・光製作所様(綾瀬市深谷上)。そんな同社は、サイマコーポレーションと15年以上も取引があります。光製作所の丸山裕司社長は、もともと大手外食チェーン出身で、製造業では異色の存在であります。古いしがらみや慣習にとらわれることなく、独自の視点で経営。今では浸透しつつある女性や外国人、障害者雇用といったダイバーシティ経営の先がけでもあります。丸山社長から見たサイマコーポレーションとは。今回は弊社社長の斎間孝と丸山社長の対談をお届けします。
お客様プロフィール
社名 | 有限会社 光製作所 |
WEBサイト | http://www.hikariss.jp/ |
本社住所 | 神奈川県綾瀬市深谷上8-21-17 |
事業内容 | プレス加工と金型設計の専業メーカー |
主な製品
インタビュー日時:2021.04.21
インタビュイー:代表取締役社長 丸山様
インタビュアー:かながわ経済新聞 千葉編集長
丸山社長「サイマなら安心して調達できる」
丸山社長とは15年以上の付き合いがあります。外食産業出身ということもあり、当時からオペレーションのマニュアル化をしたり、女性や外国人を積極的に採用したりするなど、ユニークな経営者だと思っていました
斎間社長とは、ある知人からの紹介でしたね。まさかここまで長い関係が続くとは思っていませんでした。最初から商売ありきの関係ではなく、互いに経営者として、仕事以外の話をよくしていました。それは今でも変わりません
丸山社長が位置するプレス業界も、コロナ禍で大きく変わっていますね
当社は住宅用空調設備のプレス部品をはじめ、新幹線用テーブルやベビーシート用部品などを手掛けています。ただ、同業他社もそうですが、技術はどの会社も変わらなくなってきています。差別化するとしたら、お客さんが『ものづくりをしたい』となった時、真っ先に当社のことが頭に浮かぶかです。そのために何をしていくかが重要です。例えば、数十点の部品で構成される装置をお客さんが生産する際、当社の総合力を活用し、一括して組み立てまで請け負っていく。そんな体制を目指しています
当社からも部品を仕入れてもらっています
外国製部品であっても、サイマさんからなら、安心して購入できます。よく『外国製部品は(品質的に)ダメだけど、安価だから買ってほしい』という企業がいます。しかし、『外国製だから・・・』と言い訳する企業は、結局、最後は逃げます。その点、サイマさんは違います。ここが他社との違いだと思っています
当社の場合、商社としてしっかりと現地工場まで出向いて検品しています。ある時は極寒の地にある海外工場に行ったり、海外企業との取引ではあり得ないことに遭遇したり、たくさんの経験を積んできました
会社として、サイマさんのすごいところは、『社員の誰と会ってもサイマコーポレーション』というところです。たいていの中小企業の場合、社長や専務以外の社員と話していると、その差を感じてしまいます。サイマさんにはそれがない。野球で例えると、それぞれの社員がポジションを持っており、守備力(品質など)も安定している気がします
自己責任でお客さんのためにおカネを使えるか。例えば、お客さんと新幹線に乗っていたとします。そこで『ビール飲みますか?』と自分の権限で買う。それを会社の誰かと相談して決めているようでは、その人はよい仕事はできないと思います
斎間社長には新商品の相談に乗ってもらったこともあります
当社も丸山社長にご相談することもあります。新商品のアイデアが思い浮かんだときに誰に相談するかが重要です。もしかしたらバカにされるかも知れない。あるいはアイデアを盗まれるかも知れない。そう考えたら、本当に信頼できる人にしか相談しません。互いに信頼関係が築けているからこそ言えるのだと思います