東急田園都市線・横浜市営地下鉄ブルーライン、あざみ野駅の近くに本社を構えるウィルコ様(横浜市青葉区)は、ねじやボルト、ナット、ワッシャーなど、何でもそろう通販サイト「wilco.jp」を運営しています。ねじ2個(工具類は1本)から販売しており、午後3時までの注文であれば、当日出荷しています。そんな同社を率いる佐々木壮一社長は、当社社長の斎間孝が「以前から気になる存在・・・」と言うほど、業界でも異色の経営者とされています。佐々木社長は、本業以外でもサステナビリティー(持続可能性)やSDGs(持続可能な開発目標)に対する取り組みにも余念がありません。今回は佐々木社長と斎間の対談をお届けします。

お客様プロフィール

社名株式会社ウィルコ
WEBサイトhttps://wilco.jp/
本社住所神奈川県横浜市青葉区美しが丘5-14-6
事業内容ねじ関連部品WEB販売

インタビュー日時:2021.06.11

インタビュイー:代表取締役 佐々木様

インタビュアー:かながわ経済新聞 千葉編集長

佐々木社長「常に業界の先を行っていますね」
斎間「30回トライして1個出せるかです」

斎間

前から気になっていた佐々木社長にお会いできて光栄です。SDGsにも力を入れているそうですね

佐々木社長

以前からリユース・リサイクルなどの環境活動をはじめ、地域活動や社会貢献にも積極的に取り組んでいますが、今回、当社でやるべきSDGsの方向性やフィロソフィを改めてまとめました。社名であるウィルコの頭文字(W)を取って『WSDGs』としました

斎間

それはおもしろいですね。内容をお聞かせ下さい

佐々木社長

当社がやるべき開発目標を掲げています。詳細をお話ししますと、
①教育に貢献する
②住み続けられる街づくりに(地域のモラル維持に貢献する)
③雇用を創造する
④産業の発展に貢献する
⑤社会に貢献する
⑥持続可能な社会に向けて具体的なステップを実施する
となっています。確かに、以前から会社として取り組んでいるのもありますが、改めて打ち出すことで全社員が目標を共有し、結束してもらうことも狙いの一つです

斎間

具体的にどんな活動をするか気になります

佐々木社長

以前から地元・青葉区の区民まつりへの参加をはじめ、地域中学校からの職場体験の受け入れ、週3回の清掃活動などを実施しています。また、(他人と接する機会が少なくなった)現在のネット社会では、他人からモラルを教えてもらう機会が減っています。そこで、当社が清掃活動などを実践し、ポイ捨てなどを減らしていくことも、地域と共存する上で、会社としての大切な役割であると考えています。一方、地元である横浜、川崎、町田エリアからの雇用創出も積極的に行っています

斎間

いろいろやっていますね。本業での環境配慮にも取り組んでいるそうですが

佐々木社長

お客さんに届ける配送資材のプラスチックレス化を始めました。まだ段階的ですが、緩衝材であるエアクッション(プチプチ)をやめて、段ボール素材でできた、緩衝材一体型の封筒に順次切り替えています。中長期的には、全製品に適用しようと思っています。また、社会問題の解決につながる無償サービスとして、防水性がある高密度ポリエチレン繊維不織布(タイベック)製の風呂敷の試作をしています。コロナ禍で影響を受けている飲食店に無償提供することを想定しており、レジ袋削減にもつなげたいと思っています

斎間

話は変わりますが、佐々木社長とも10年以上の付き合いになりますね。こうしてお会いする機会は少ないですが、『もう一度会いたい』と思うような経営者です

佐々木社長

最初にお会いしたきかっけは、確か展示会だったと思います。当社もサイマさんのねじを扱っていますが、低頭ねじをいち早く商品化するなど、常に業界でも先を走っている印象です。いつも前向きで行動力のあるところに惹かれてお付き合いさせていただいております。常に新しいことに挑戦していますね

斎間

実際、新商品を開発しようと思っても20~30個トライし、商品化できそうなものはせいぜい5個、その中で数字になるのは1~2個程度です。それでもやり続けています

佐々木社長

その気持ちは分かります。お客さんにとって何が本当のニーズなのかは、実際は分かりませんからね。ただ、ある程度、心に余裕がないと新商品開発はできないし、まじめすぎる性格でもできません。また、常に人と会っていないとアイデアもわいてきません

斎間

何気ない雑談からヒントをもらえることもあります。今日も佐々木社長からいろいろなヒントをいただきました。早速やってみようと思います。本日はありがとうございました