
だいぶ前ですが、アメリカの経済制裁を受け続けているイランへの経済制裁が、チョットだけ緩んだ時があった。
すかさず、JETROが首都テヘランでの展示会への共同出展を企画したのでサイマグループも、日本パビリオンへ出展。

ドバイ経由で、Export ManagerのKとテヘランへ!
同業の大阪のY部長も、久しぶりにイランへ行っちゃおうかな~って感じでそちらの会社もジャパンパビリオンへ出展。
このY部長は、中東通で、特にイラン通。
イランイラク戦争時に、人質の様にイラン滞在を続けてきた猛者だ。
展示会は盛況でした。
イラン人全員が、
「ねじは要らないから、製造機械を売ってくれ」
こればっかり!
理由はすぐに分った。
経済制裁が完全に取れてないから、工作機械などはアメリカ陣営からは完全輸出禁止。
輸出が見つかれば、即逮捕なのである。
経由地があったとしても、最終的にイランへの輸出が見つかったら……
捕まる日本人を何人か知っていて、日本のメディアに大々的に個人名も出ちゃう。
名刺交換した程度だけど、実際にお会いした人も捕まったことアリ。
怖いね。
と言う事で、工作機械が全く入ってこないから、人の手で何でも修理しちゃう。
捨てる部品も勿体ないから、再利用、リサイクルが究極まで進んでいた。
これには、ビックリ!
このイラン渡航歴が、この後の面倒くさい状態を生み出すことになる。
アメリカへ行くのにビザがおりない。
大使館へ行って、面接を受けて…..などの面倒な事が起きるとも予想できなかった。
結局、昨年、アメリカ大使館で面接を受けに行きました。
現行パスポートと、前のパスポートを提出してのインタビュー。
結局、10年間のアメリカビザを貰いましたけどね。
イランはイスラム規律が厳しいので、ビールが飲めません。
ノンアルビールも有りますが、日本人がイメージするそれとは全く違います。
お酒好きの、ソコノアナタ…..あまりお勧めしません。

