初めての社会人経験が、スイス本社の100%子会社の日本法人。
入社早々、スイス人上司の目に留まり、
「斎間さんは、台湾に行かなければなりません・・・・」
と言う話をもらって、初めての海外出張が台湾でした。

台南に、グループ会社の事務所があり、後に私がネジの師匠と仰ぐスティーブン氏監修の、「地獄のネジ特訓」を受けることになる。

Stevenは品証・品管のプロで、最初の研修が、ノギスの使い方、リーディングだった。
その最初が、
・脇を締めろ
・ひじは90度の直角
だった。
スポコン漫画、「巨人の星」の世界だった。
デジタルじゃないし、力の入れ具合でリーディングに大きな差がついちゃうし。
何回やっても合格をもらえないし。
オレのここからの数週間の台湾は、こんなんで終わるのかな…

良い経験だった。
日本のねじ工場と台湾では、測定器具の管理方法法に差があった。
金型や工具類も含めて、金網の中の空間で保管されていたのを思い出す。
管理者が台帳広げて、機械のオペレーターが出社後から、測定器具セットを取りに金網の中の管理者前に並んでいた。

冗談なのか、
「こうしないとね、夜に工具とか持ち出しちゃう人が居るのよ」
「なんで?」
「よその工場に貸し出して、その工具で夜にねじを作ってるのよ」
「・・・・・・」

こんなので驚いちゃいけない事を、ねじ業界で知ることになるのは、ちょっと先…

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